もう泣かないで
第二章

二人だけの秘密

雨は上がったが、


私たちは本当に道に迷ったらしく、



携帯で連絡をして助けを待つ事にした。



小さな山小屋を見付け二人で入った。



二人だけの秘密が又出来てしまった。



私は罪の意識を忘れ、



池田君の腕の中にいた。


「ここで少し休すもう。

村松には僕から話すから、
もう少し二人の秘密に、しておこう。」



「真希のことはどうするの?

付き合ってるんじゃないの?」



「真希の事?

この前好きだと言われたが、
僕は断ったよ。

真希には夏海の事が好きだと、はっきり言った。」



私は何も知らなかった。



真希も私には何も言わなかった。



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