もう泣かないで
それから池田君は、



「真希が本当に好きなのは、村松君なんだ。」


と話てくれた。


中学二年の頃から二人が付き合っていた事も、



だけどわがままな真希に振り回され、



村松君から別れを言った。


事も話てくれた。


だから、真希は私に怒ったんだ。



「私が、一番いけないんだよね。

私が池田君を好きになっちゃったから。」



「僕も同じだよ。


夏海と村松が付き合っている事が、分かっても夏海を諦める事が、


出来なかった。


だからあの雨の日勇気を出して、


夏海に傘を差し掛けた。


夏海が僕と肩を並べ歩いている。


それだけで嬉しかった。」


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