もう泣かないで
池田君は私を見て笑った。


「部活一緒に行こうな。」


私はうなづいた。



放課後部室に行き、



この前撮った写真のフィルムの現像をした。



この薬品の匂いはどうも苦手だ。



私が嫌な顔をしたら、



池田君が手をだして、

「かしてごらんやってあげるよ。」



そこへ真希がやって来た。


「夏海どういうつもり、

おとなしい顔して何を考え
てるのか分かんないね。

村松君に悪いと思わないの。」



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