もう泣かないで
しばらく抱き締められたままでいた。



村松君が「ごめん。」と言った。



私も「ごめん。」と言った。



村松君はそのまま、何も言わずに帰って行った。



私は全身の力が抜け、その場に座りこんだ。



私ってどうしょうもないやつだよね。



神様は絶対こんな私を、許してはくれないだろう。



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