もう泣かないで
私は「一緒に行く。」と言い、


池田君の手をぎゅっと握りしめた。



池田君は、


この前私と村松君が話した、

あの公園に村松君を呼びだした。



村松君はしばらくして現われた。



私はまだ池田君の手を離さないでいた。



真希は泣きながら、村松君に怒鳴った。



「ひどいよ置いて帰るなん
てひど過ぎる。」



村松君は黙っていた。



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