【短】コロコロバス【怖い話】
数日後。
12月もそろそろ終わりが近づき、僕は飲み会忘年会クリスマスと、忙しく過ごしていた。
あいにく、僕は彼女がいない。
寂しい。
とっても寂しい。
今が一番楽しい時期のはずなのに何故だろう。
予定を入れていないと、心まで凍えそうで。
日曜日に、一人で納豆ご飯を食べるだけなんて、悲しい。
悲しすぎる。
冬の風の冷たさが、耳から指から、心に染み込んでくる。
空からは冷たい雨が静かに落ちてくる。
そしてバスが来た。