禁断の教室【短編】
「せんせッッ?!いつから?」
やだやだ!
あたしってば寝てるところ先生に見られた?!
恥ずかしいよ〜!
「中北?帰れよ?」
「あッッ……はい…」
「中北が敬語なんて珍しいな?」
白い歯をだして笑う先生……
あたしの大好きな笑顔…
先生は教室から出ていこうとした。
「せ…せんせッッ!」
あたしは先生を呼び止めてしまった。
「ん?どした?」
先生はあたしの側に戻って来てくれた。
「あ…えと…」
あたしは無意識に先生を呼んでいた為、何を話せばいいのか解らない。
あたしがオドオドしていると、
「何だよ?中北って面白いな」
またそんな風に笑顔作って…
あたしの気持ち
止まらなくなるじゃん。