禁断の教室【短編】
あたしの腕は
熱い
先生の腕と重なっているから…
「せんせ…?」
先生があたしの目を見つめている。
沈黙が
続く
「………………あーぁ……」
先生はため息をついた。
「え…?」
先生の言葉にあたしに不安の波が押し寄せてくる。
あたしは涙を目にいっぱい溜めていた。
先生はいつもの笑顔で
あたしのたくさんの涙を
指で拭いてくれた。
「あーぁ、人がせっかく我慢してたのに。中北、どうしてくれるの?」
「え…?」
どおいう意味…?
「教師と生徒なんて辛いだけだぞ?」
先生に
壁に押し付けられた。
壁がひんやりしていて気持ちいい。