禁断の教室【短編】
「ねぇねぇ百花!今日の体育バスケだって」
「え?やったぁ!一緒にやろーね、まお」
「京先生に教えてもらえば〜」
あたしの親友まおはあたしが京先生の事好きなのを知っている。
京先生は、体育の先生。
だから体育がある日は、朝からうきうき♪
「百花!体育館行こう」
「あッッ待って!まだライン引いてない〜」
「も〜いちいち体育の度に化粧直さないでよね」
「だって先生に会んだもん!可愛くしとかなきゃ!」
「十分百花は可愛いから!」
「ありがと〜でも直すの!」
キーンコーン
「やばいッッ遅れる〜」
あたし達は体育館まで猛ダッシュ!
ばたんッッ!
体育館のドアを勢いよく開いた。
みんなもう授業を始めていた。
あれ?
京先生がいない…
あたしは一気にテンションが下がった。
「中北、磯野。遅刻の罰として今日居残りな」
後ろから声がして、振り向くと
そこには愛しい愛しい
先生がいた。