私心*君心*恋心*愛心
「ちょ、ちょっと!」
「なんで、先に帰ってんだよ!なんで、無視してんだよ!心配させんなよ…」
「心配してくれてたんだ?私は忘れられてると思ってた…」
さっきより力強くギュッとコウヘイが抱きしめる。
「昨日はごめんな。ダチが事故ったって聞いて、見舞いに行ってたんだ。」
「えっ?」
「そしたら、ダチの彼女がいてさっ、彼女の事すげー心配してたから一緒帰ったんだ。」
そうだったんだ…
きちんと理由も聞かずに一方的に怒って悪かったな。
「私の方こそごめんね…」
「俺が悪いんだよな。いつもミサトの事、ほったらかしにしていたから…さっ。」
コウヘイに抱きしめられたまま首を横に振った。
「俺さっ、初めてだったんだ…告白するの。誰かを本気で好きになった事だって初めてで…。」
「えっ?」
コウヘイの顔を見上げようとした時〝見るな″って言われ、コウヘイの手に頭を押さえつけられて見る事は出来なかった。
「好きな女と2人きりになるのが恥ずかしくて…避けてたんだ。でも、他のヤローとミサトが話をしてるとこ見ると、すげームカついてた。」
「コウヘイって外見はチャラ男のに中身は純情なんだね?以外!」
「バカにしてるだろ?」
コウヘイがそっと体を離し、私の顔をまっすぐ見つめた。
その表情は今まで見たことがなく、優しくて綺麗で…ドキッとした。
「バカになんか…してないよ?うれしいの!私だけが好きだと思っていたから…」
「なっ、何言ってんだよ!好き過ぎて…どうしたらいいかわかんなかったんだよ…」
「じゃあ…手を繋ぎたい。」
そう言うとコウヘイは私の両手を握った。
「キスだって…その先だって…コウヘイとじゃなきゃヤダ…」
「俺も同じ…。でも、ここでキスはちょっとな…」
すっかり、自分の家の前だっていうのを忘れてた。
「じゃあ、今度ゆっくり…今までの分、たくさんしてやるからな♪」
〝うん″と笑顔で返した。
今日、彼の気持ちが聞けて、今まで以上に好きになっちゃった。
*END*
「なんで、先に帰ってんだよ!なんで、無視してんだよ!心配させんなよ…」
「心配してくれてたんだ?私は忘れられてると思ってた…」
さっきより力強くギュッとコウヘイが抱きしめる。
「昨日はごめんな。ダチが事故ったって聞いて、見舞いに行ってたんだ。」
「えっ?」
「そしたら、ダチの彼女がいてさっ、彼女の事すげー心配してたから一緒帰ったんだ。」
そうだったんだ…
きちんと理由も聞かずに一方的に怒って悪かったな。
「私の方こそごめんね…」
「俺が悪いんだよな。いつもミサトの事、ほったらかしにしていたから…さっ。」
コウヘイに抱きしめられたまま首を横に振った。
「俺さっ、初めてだったんだ…告白するの。誰かを本気で好きになった事だって初めてで…。」
「えっ?」
コウヘイの顔を見上げようとした時〝見るな″って言われ、コウヘイの手に頭を押さえつけられて見る事は出来なかった。
「好きな女と2人きりになるのが恥ずかしくて…避けてたんだ。でも、他のヤローとミサトが話をしてるとこ見ると、すげームカついてた。」
「コウヘイって外見はチャラ男のに中身は純情なんだね?以外!」
「バカにしてるだろ?」
コウヘイがそっと体を離し、私の顔をまっすぐ見つめた。
その表情は今まで見たことがなく、優しくて綺麗で…ドキッとした。
「バカになんか…してないよ?うれしいの!私だけが好きだと思っていたから…」
「なっ、何言ってんだよ!好き過ぎて…どうしたらいいかわかんなかったんだよ…」
「じゃあ…手を繋ぎたい。」
そう言うとコウヘイは私の両手を握った。
「キスだって…その先だって…コウヘイとじゃなきゃヤダ…」
「俺も同じ…。でも、ここでキスはちょっとな…」
すっかり、自分の家の前だっていうのを忘れてた。
「じゃあ、今度ゆっくり…今までの分、たくさんしてやるからな♪」
〝うん″と笑顔で返した。
今日、彼の気持ちが聞けて、今まで以上に好きになっちゃった。
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