私心*君心*恋心*愛心
「マユ!」
「…アリマ?あれ?私、どうしてここにいるの?」
「よかった~!体、大丈夫?」
安心とうれしさでマユをギュッと力強く抱き締めた。
「マユの携帯に連絡したら、お店の人が出てびっくりしたんだぞ!しかも、マユが倒れて病院に運ばれたって聞いて心配で駆けつけちゃったよ。」
「心配かけてごめんね…。仕事は?」
「抜け出して来た。」
体を離し、もう一度近くにあった椅子に座った。
そして、マユの両手を握り、まっすぐ見つめ、話を切り出した。
「マユ、俺に隠してる事あるだろ?」
マユの顔が一瞬強ばった。
「…何もないよ。」
まだ、隠すのかよ…
「何で隠すの?マユ、妊娠してるんだろ?お腹に俺の子がいるんだろ?」
「・・・」
「俺、見たんだよ。前にマユが産婦人科に入ってくとこ。話してくれるの、ずっと待ってたんだよ!」
「知ってたんだ…ごめんなさい。赤ちゃんができたなんて言ったら、アリマの重荷になると思ったから…」
マユの瞳から涙が溢れだしていた。
「マユのバカ!重荷になるわけないじゃん!俺達の愛の結晶だぞ?うれしいに決まってるじゃん!俺、早くパパになりたかったんだ♪」
「アリマ…。私、産んでいいの?」
「当たり前だろ!」
ひとりで不安な思いをしていたんだな…
気付いてあげられなくてごめん…
俺はベッドに座り、マユのお腹にそっと手を当てた。
「俺がマユとこの子をこれからもずっと守るから。マユ…、俺と結婚して下さい。」
突然のプロポーズにはじめはびっくりしたマユだったが、うれしそうに頷いた。
「はい、お願いします。」
「それから、これからは隠し事はなしだから!」
「うん」
これからは、隠し事はすんなよ!
*END*
「…アリマ?あれ?私、どうしてここにいるの?」
「よかった~!体、大丈夫?」
安心とうれしさでマユをギュッと力強く抱き締めた。
「マユの携帯に連絡したら、お店の人が出てびっくりしたんだぞ!しかも、マユが倒れて病院に運ばれたって聞いて心配で駆けつけちゃったよ。」
「心配かけてごめんね…。仕事は?」
「抜け出して来た。」
体を離し、もう一度近くにあった椅子に座った。
そして、マユの両手を握り、まっすぐ見つめ、話を切り出した。
「マユ、俺に隠してる事あるだろ?」
マユの顔が一瞬強ばった。
「…何もないよ。」
まだ、隠すのかよ…
「何で隠すの?マユ、妊娠してるんだろ?お腹に俺の子がいるんだろ?」
「・・・」
「俺、見たんだよ。前にマユが産婦人科に入ってくとこ。話してくれるの、ずっと待ってたんだよ!」
「知ってたんだ…ごめんなさい。赤ちゃんができたなんて言ったら、アリマの重荷になると思ったから…」
マユの瞳から涙が溢れだしていた。
「マユのバカ!重荷になるわけないじゃん!俺達の愛の結晶だぞ?うれしいに決まってるじゃん!俺、早くパパになりたかったんだ♪」
「アリマ…。私、産んでいいの?」
「当たり前だろ!」
ひとりで不安な思いをしていたんだな…
気付いてあげられなくてごめん…
俺はベッドに座り、マユのお腹にそっと手を当てた。
「俺がマユとこの子をこれからもずっと守るから。マユ…、俺と結婚して下さい。」
突然のプロポーズにはじめはびっくりしたマユだったが、うれしそうに頷いた。
「はい、お願いします。」
「それから、これからは隠し事はなしだから!」
「うん」
これからは、隠し事はすんなよ!
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