私心*君心*恋心*愛心
× × × × × × ×
「ア~ン、今日も教科書見せて!」
「なんで、あんたはいつもそうなの?勉強する気あるの?」
毎度の事でアンは呆れている。
「いーじゃん!アンちゃん、お願い!」
両手を合わせ、お願いをすと…
呆れ顔でため息をつきながらも〝しょうがないなぁ″って見せてくれる。
「なぁ、アン。わかんねぇとこあんだけど…」
今日の俺はいつもと違うんだ!
アンはそんな俺には気付かず、いつものように〝どこなの?″って近付いてくる。
そして、今日もアンからふんわり優しい香りがする。
サラサラの髪を耳にかけ、説明をしてくれる。
「アン…」
「ん?」
「…好きだ」
その言葉にアンの動きが止まった。
そして、俺をチラッと一瞬見て視線を教科書に移す。
アンの顔は真っ赤でりんごみたいだ。
そして、アンはゆっくり口を開くと…
「私も…好き」
教科書を見たまま小さく呟いた。
「マジ!?」
うれしくて、大声を出しそうなったが授業中という事を思い出し我慢した。
その言葉にアンはまだ赤い顔で小さく頷いた。
そして、アンの長い髪を掴みとるとキスをした。
いつもはこっちを見て怒るのにまだ教科書を見つめたまま。
こっちを見て欲しくて、アンの顔が見たくて…
教科書を机の上に立てて壁を作り、アンの頭を引き寄せ…
ーチュッ
教科書の壁の影でアンと唇を重ねた。
「ちょ、ちょっと! 何すんのよ!」
いつものように怒って見せるアンがかわいくて好きだ。
*END*
「ア~ン、今日も教科書見せて!」
「なんで、あんたはいつもそうなの?勉強する気あるの?」
毎度の事でアンは呆れている。
「いーじゃん!アンちゃん、お願い!」
両手を合わせ、お願いをすと…
呆れ顔でため息をつきながらも〝しょうがないなぁ″って見せてくれる。
「なぁ、アン。わかんねぇとこあんだけど…」
今日の俺はいつもと違うんだ!
アンはそんな俺には気付かず、いつものように〝どこなの?″って近付いてくる。
そして、今日もアンからふんわり優しい香りがする。
サラサラの髪を耳にかけ、説明をしてくれる。
「アン…」
「ん?」
「…好きだ」
その言葉にアンの動きが止まった。
そして、俺をチラッと一瞬見て視線を教科書に移す。
アンの顔は真っ赤でりんごみたいだ。
そして、アンはゆっくり口を開くと…
「私も…好き」
教科書を見たまま小さく呟いた。
「マジ!?」
うれしくて、大声を出しそうなったが授業中という事を思い出し我慢した。
その言葉にアンはまだ赤い顔で小さく頷いた。
そして、アンの長い髪を掴みとるとキスをした。
いつもはこっちを見て怒るのにまだ教科書を見つめたまま。
こっちを見て欲しくて、アンの顔が見たくて…
教科書を机の上に立てて壁を作り、アンの頭を引き寄せ…
ーチュッ
教科書の壁の影でアンと唇を重ねた。
「ちょ、ちょっと! 何すんのよ!」
いつものように怒って見せるアンがかわいくて好きだ。
*END*