月に問う
「慧心クン?どうしたの?」
また、美月チャンの声で我に返ると心配そうな顔で俺を見ている美月チャンがいた。
『えっ?…何でもないよ!』
そう言いながらも、結城の姿を目で追ってる自分がいた。
俺の目線に気付いた美月チャンが振り返ると、結城と目が合ってしまった。
それと同時に一緒にいる相手の姿も目にしてしまった。
相手はたぶん…彼氏。
俺らと同い年位で、背が高くて黒髪が爽やかな感じの男だった。
一瞬目が合ったのに、結城は素知らぬふりをして彼氏の腕に絡み付いていた。
かっ、かわいくね~!
絶対にあーいう女とは付き合いたくねぇ!
イライラする気持ちを抑え、美月チャンに視線を移すと俺の顔を心配そうに見ていた。
『どうかした?俺の顔に何が付いてる?』
「えっ?ううん!」
手にしていたGeTTのCDの存在をすっかり忘れていた俺は今になってようやく思い出した。
『あっ!お袋にCD、頼まれてたんだった!ヤベぇ、忘れるところだった。じゃあね、美月チャン!』
美月チャンに別れを告げ、店を後にした。
また、美月チャンの声で我に返ると心配そうな顔で俺を見ている美月チャンがいた。
『えっ?…何でもないよ!』
そう言いながらも、結城の姿を目で追ってる自分がいた。
俺の目線に気付いた美月チャンが振り返ると、結城と目が合ってしまった。
それと同時に一緒にいる相手の姿も目にしてしまった。
相手はたぶん…彼氏。
俺らと同い年位で、背が高くて黒髪が爽やかな感じの男だった。
一瞬目が合ったのに、結城は素知らぬふりをして彼氏の腕に絡み付いていた。
かっ、かわいくね~!
絶対にあーいう女とは付き合いたくねぇ!
イライラする気持ちを抑え、美月チャンに視線を移すと俺の顔を心配そうに見ていた。
『どうかした?俺の顔に何が付いてる?』
「えっ?ううん!」
手にしていたGeTTのCDの存在をすっかり忘れていた俺は今になってようやく思い出した。
『あっ!お袋にCD、頼まれてたんだった!ヤベぇ、忘れるところだった。じゃあね、美月チャン!』
美月チャンに別れを告げ、店を後にした。