ヴァンパイアに恋をして

少しの自信

「……ん」

目を覚ますと、私は寝室にいた

「起きたか?」

そこにはウィルがいた

「うん。起きた…」

私が起き上がると、ウィルはベッドに乗り私と向き合うように座る

私は、自然と視線が合うので恥ずかしくなり目を逸らす

「なに、赤くなってんだよ」

意地悪な笑みを浮かべるウィル

そのとき、ティルが犬姿でベッドに上がってきた

「お目覚めですか?」

私は近くにきたティルを抱き締めようとしたが、躊躇ってしまった

どうしても、自分が汚いと思ってしまう

すると、ティルは私の膝に躊躇いもなく乗ってきた
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