ヴァンパイアに恋をして
やっと、落ち着きを取り戻し、私はティルに笑顔を見せた

笑顔を見たとたん、ティルも安心したのか笑ってくれた

「あっ、ティル!!私の血を飲みたいんだよね」

私が首を傾げながら聞くと、静かにうなずく

「いいよ」

そう言って、私は第三ボタンまで外した

首筋を見たティルは、唾をゴクンと飲み込むのがわかった

そして私の首筋を噛みつき、吸血した

しばらくして、私は意識を無くした
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