ヴァンパイアに恋をして
「確か、椿様との出会いは、小さな公園でしたよね♪」

ティルが人差し指を上げて話し出した

「たしか、ティルが犬の姿だったよね」

私は、出会いを思い出して笑った

「はい!!ウィル様の匂いがしたので」

ティルがそう話すと、今度はウィルが口を開いた

「そういえば、お前が本から俺を解放したんだよな」

「そうだよ!でも、出会ってすぐに、私の血を吸ったんだよぉ」

私は、わざと頬を膨らます

その姿に二人は笑っていた
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