ヴァンパイアに恋をして
「そうか」

ウィルは優しく微笑み、親指で私の涙を拭ってくれた

「ウィル、大丈夫…話して」

ウィルが真剣なように、私も真剣に聞かなくちゃ

「じゃぁ、話すな」

私は、頷く

「そして、俺は住んでた村の人や両親を殺されたせいで理性を失ったんだ」

「それで?」

私が聞くと、ウィルは黙りこんでしまった
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