ヴァンパイアに恋をして
「なにこれ…」

私は、自分の羽を見つめた

「お前は…」

ローレンが呟く

ウィルも、私を見つめたまま固まっていた

「私…」

訳がわからない私は、混乱していた

「天使様…」

そう言ったのは、ティルだった

「俺の母さんと同じ羽…」

そう言ったのは、ウィルだった

天使様?

母さんと同じ羽?

私は尚更混乱していた

すると、いつの間にか目の前にローレンがいた

「お前は、俺のものだ」

いきなりそう言われ、首筋を噛みついた

「いやぁあああ!!」

私は、いままでにないくらいの痛みを感じた
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