ヴァンパイアに恋をして
カプ

ピリッと痛みが走る

ウィルは、ゆっくり血を啜りながら飲んでいく

次第に、ウィルの目付きも雰囲気も変わっていく

血を啜り飲むたびに、力が湧くみたいに

そして

ウィルが私の首筋から離れると、さっきのウィルが嘘みたいに逞しくみえた

「椿、ありがとう
いまは、休んでいろ」

そう言って、ウィルはすごいスピードでローレンに向かって行った
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