ヴァンパイアに恋をして

さよならローレン

もぅ、どれくらい闘っているのだろうか

私はティルを抱き締めたまま、ウィル達から避けていた

闘いに捲き込まれて、これ以上ティルを傷つけたくなかった

だから、私は遠くで見守った

ティルにはもう、温もりは感じられなかった

だけど、私は泣かなかった

いま泣いたらだめな気がしたから…
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