ヴァンパイアに恋をして

さよならじゃないよ

朝方

ウィルが、私の部屋に入ってきた

その音で目が覚めてしまったが、寝たふりをした

ウィルはベッドに乗り、私に覆い被さって自分の口を私の耳元に近づけた

「椿…悪いな
必ず迎えにくる
だから…それまで待っててくれ…
頼む」

そう言って、ウィルはティルを連れて部屋を出た

ティルを連れてかないで…

ウィルとも、このままなんてやだ

「ウィル!!ティル!!」

私は部屋を飛び出した
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