ヴァンパイアに恋をして

学校の支度が終わると、私は朝食を作っていた

ティルは、私の足元で尻尾をふっている

お腹が空いてるのか、待ちきれなそうに見つめていた

｢ねぇティル？｣

私は、目玉焼きを焼きながらティルをみた

｢はい？｣

｢どうして犬姿なのさ｣

私は、ティルを抱き上げ見つめた

ティルは、恥ずかしそうに俯いた

｢だって、人間の姿でウィル クロード様にお会いするのは失礼かと｣

真っ赤になるティルがあまりにも可愛くて、抱き締めた

｢かわい～!!ティルかわいすぎ｣

朝から騒いでいると、ウィルがティルの寝室から出てきた

｢うるさいな…｣

ウィルは不機嫌なのか、声のﾄｰﾝが下がっていた