ヴァンパイアに恋をして
私がいつものように学校に行くと、いきなり女子達に囲まれた

「ねぇ、高1のときヤられたって本当?」

女子達の言葉に私は、血の気が引いた

「夕月さんって汚いんだね」

「最悪~」

女子達はいろんな悪口をいう

すると…

「おはよう」

那奈が登校してきた

次に、女子達は那奈を囲んだ

「那奈~、夕月さんは高1のときヤられたんだって~」

「汚いよね~。那奈ったら、こんなやつと友達なんだ~。かわいそう」

いろいろと那奈に私の悪口をいう

那奈を見ると、だんだんと顔色が変わっていくのがわかる

ガン!!

そして、那奈は壁を殴った

「いい加減にしろよ!!」

「なによ、那奈が夕月さんをかばうなら、私たちは那奈の友達をやめるから」

女子達は、那奈にそう言った

すると…

「あんた達なんか友達じゃない!!私は、椿がいれば、あんたらなんかいらない!!」

私は、びっくりした

だって、那奈が怒鳴ったんだもん

あまり怒らない那奈が…

私のために…

それから、那奈は私のせいで友達がいなくなった

だから、これから那奈とはずっと親友でいるって決めたんだ…
< 57 / 184 >

この作品をシェア

pagetop