ヴァンパイアに恋をして
長い沈黙

お互い固まって動かない






















「……ぷっ」


















静かな部屋に、私の吹き出した声が響く

そして……

「あははは!!」

私は、爆笑した

さっきまで悩んでたのが嘘みたいに笑い続けた

「な…なに笑ってんだよ」

ウィルは、すこし不機嫌な声で言った

口先を尖らせて、幼い子供みたいに

「だって、エプロン姿…」

私は言葉の途中でまた笑い出した
< 78 / 184 >

この作品をシェア

pagetop