‥伝えたいコトバ‥
『そうそう、こんなものが出てきてねえ。』
と、津田のおばあちゃんが持ってきてくれたのはお菓子の箱だった。
中を見て驚いた。
お菓子の缶の箱の中は、私のあげた手紙やらおもちゃやらで溢れていた。
潮干狩りの日の写真は焼き増しした時に入れてもらった袋に綺麗に入れてあった。
敬老の日にあげた手紙と、花はおしばなになって中にしまってあった。
保育園の時に描いた下手くそな似顔絵も
お気に入りだった虹色のおはじきも
夏祭りの輪投げで取った景品、欲しかったやつの隣にあったダッサイ置物。
いらないから津田じいにあげただけなのに…
なんでまだ持ってるの?
他の人から見たらただのガラクタなのに…
なんでわざわざこんな箱にしまって…
『本当の孫らと思ってたんよ。
大好きらったんね。』
『…うん、』
『いつも言ってたんよ、なあは俺の孫だって。』
『……うん……』
『…入院してる時も、なあは元気かなあって、受験だすけ忙しいんろなあって。ずっと言ってた。
待ってたんよ。なあちゃんを。』
『・・・・・』
と、津田のおばあちゃんが持ってきてくれたのはお菓子の箱だった。
中を見て驚いた。
お菓子の缶の箱の中は、私のあげた手紙やらおもちゃやらで溢れていた。
潮干狩りの日の写真は焼き増しした時に入れてもらった袋に綺麗に入れてあった。
敬老の日にあげた手紙と、花はおしばなになって中にしまってあった。
保育園の時に描いた下手くそな似顔絵も
お気に入りだった虹色のおはじきも
夏祭りの輪投げで取った景品、欲しかったやつの隣にあったダッサイ置物。
いらないから津田じいにあげただけなのに…
なんでまだ持ってるの?
他の人から見たらただのガラクタなのに…
なんでわざわざこんな箱にしまって…
『本当の孫らと思ってたんよ。
大好きらったんね。』
『…うん、』
『いつも言ってたんよ、なあは俺の孫だって。』
『……うん……』
『…入院してる時も、なあは元気かなあって、受験だすけ忙しいんろなあって。ずっと言ってた。
待ってたんよ。なあちゃんを。』
『・・・・・』