‥伝えたいコトバ‥
津田じい、
敬老の日には手紙と花を渡した。
しわしわの顔に更にくしゃっとシワがより、嬉しそうに笑って頭をなでてくれたのを今も覚えてる。
誕生日には色んな種類のコロッケを作ってくれたね。
『カニクリームコロッケが食べてみたい!』
そう言った私に
『そんな洋風なもんうめえわけねえ』
って言ってたくせに、
『意外とうめえもんだな!』
って作ってくれた。
どんな高いプレゼントよりうれしかったなあ。
あんなに沢山のコロッケを食べたのは初めてだったよ!
ああ、私たちは普通の『じいちゃんと孫』よりずっと深い絆で繋がっていたはずなのに…
心に刺さるトゲが抜けない。
痛むたびに思い出すのは
『津田じい』と『なあ』なんだよ。