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「うーん。でもなぁ、ナオヤの気持ちも考えると俺が早めに手を引くのが一番かなってさ。あの二人には、他人が入り込めない絆みたいなもんもありそうだしね。
はい、食べていいよん」


「いただきます」



納得のいかない表情を浮かべながらも、ほうばったものの熱さにほふっほふっと慌てふためくハルタは、只でさえ大きな目を更に見開いて、おそらくは「美味いっ！」と云いたいのだろう擬音を発した。



「熱いに決まってんだろ」



そう云ってクスクスと笑いながら、アキトは自分の口に入れる分にフゥフゥと息をかける。
そして、そのひとくちを入れる前に一言添えた。