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上半身、裸のアキトの胸の真ん中に人差し指を立てて見上げた真剣な表情に少したじろぎながらアキトが反論する。
「チゲェよっ! シャワー浴びるとこだったのっ」
「またまた〜」
あしらうように云った女に苛立ちを見せてアキトが返す。
「女居たら、そもそも部屋に入れねぇよっ」
「いいや、アキトのことだから女も靴も隠したな」
「玄関からチェックしてんじゃねぇよっ!」
「いやいや、そんな格好なさってるってことは靴があるんじゃないかとね……証拠は隠滅される前に押さえなければ」