ζGAULOISESζ


「ああぁ、こっち向いちゃダメっ!」


「ナオヤ……もしかして泣いてる?」


「泣いてないっ!」


「嘘だ」


「嘘じゃない……」










てか、泣いてるじゃん。



なんか、見ちゃいけない気がして立ちすくんだまま、震えるナオヤの声と指先だけを感じ取っていた。





< 161 / 396 >

この作品をシェア

pagetop