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会計を済ませ、あらかじめ話しておいた理由で少し待ってもらう。


気まずい雰囲気を逃げ出したくて、ナオヤを寝かせたままに後続車を探して外へ出た。






数分後……




早朝のせいもあってか、思ったよりも早く、しかも割に速いスピードでもう一台のタクシーが後ろに停まる。
会計をするアキトが開いたドアと同時に照らされて、すぐに降りてきた。



「ああー、ワリィワリィ。
今、降ろすから」





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