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「クソと云ったのは、ごめんなさい。言葉のアヤです。本気じゃありません。ですが、いきなり人ん家に押し掛け、風呂を覗き、そんなもんを探し出した挙句、風呂上がりのビールまでも取り上げられた俺の気持ちも考慮して下さい」
更に、重たい沈黙が漂う。
腕組みした女がひたすらに空気を威圧する。
「うむ……。
しかたあるまい、そこまで云うのならば許してやろうではないか。
しかし、あれだな。
アキトよ、いくら言葉のアヤとはいえ、命に関わる発言は気をつけたほうがいいぞよ」