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涙ぐむナオヤに苦笑いしながらも、棒立ちのまま「わかったわかった」とナオヤの頭をポンポンと撫でるアキトにホッとため息を吐くハルタも久々に心から笑っていた。


「アキトさんっ! ナオヤさんが久しぶりに《オレノート》持って来ましたよっ」


「マジっ! 新曲出来たの!」


ニヤけるナオヤが親指を立ててウインクしたかと思うと更にクルッと一回転してから云った。


「オレって天才! なんと三曲も出来ちゃった」





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