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「わかりました」と云った後でアキトの方へ乗り出すようにして、わざとナオヤ側の口の端に片手で囲いを作りボソボソと喋るハルタ。
「……ナオヤさんて、いつもこんな感じなんですか? 打ち上げの時は、こんなに我が侭じゃなかったですよね?」
合わせて、アキトもナオヤ側の口の端に手を添え、密めた声を出す。
「……そう、俺と飲む時はいつもこんな感じ。しかもまだ酔ってもいない。その点ハルタがおりこうさんで俺は助かってるよ、マジで」
「なにコソコソとオレの悪口云ってんのさっ。全部聞こえてるからねっ、二人して性格悪いよ! ハルちゃんっ、唐揚げ早くってばぁ〜」