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「アキラ〜、俺のさぁ、上着の右のポケット探って鍵開けて」


「は? ナオヤのポケットじゃなくて?」


「ん? さっきタクシーん中で探っといたから、俺のポケットに入ってる」



なんとも手慣れたヤツだ。
云われた通りに、鍵を取り出しドアを開ける。





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