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そんなアキトに、今度は真剣な顔つきで指をさすと、息を吸い込んで続けた。


「ただし……、
アッキーが泣くのは全然オッケーだけど、アキラを泣かしたら絶対許さないからねっ!」



その目を見なくたって、真剣さは伝わってくる。
どんなに当たり前のことだろうと敢えて口に出すことが必要な時がある。


「ああ……それも解ってるよ」


アキトの目を見て、ナオヤが微笑む。


また、前を向き直して歩き出すナオヤが少し声のトーンを落として続ける。





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