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(オマエみたいにでっかいヤツになりたいよ……)
口には出せない、そんな願望がアキトを突き動かすように浮かんでいたことを勿論ナオヤは知るハズもなく。
「さぁて、コンビニ寄って酒買って、ジャンジャン飲もうぜっ!
あっ! ジャンプ立ち読みしなくちゃ」
「オマエ、読むの遅いから嫌っ」
「えぇ、ワ○ピースとナ○トだけにするからさぁ〜」
「さっさと読めよ」
「はぁ〜い」
足取りは軽く、二人は同じ道のりを歩く。
互いに大切なものを抱きながら……。