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「弁解も聞く気がないから?」


「いや……、別に……そうゆうんじゃなくて」


そんな余裕のない表情、似合わないよ。
私が好きなのは、あの笑顔なんだから。


「電話に出たの姉ちゃんなんだ」


苦笑いでも、困った顔よりはマシ。


「そ、そうなんだ……」
(てか、中国人だったよ……)なんてツッコむ余裕なんかない。


「なんか変なこと云ってなかった?」


「あぁ……、掛け直すように云われただけで、こっちもたいした用事じゃなかったし。
その後、携帯忘れて出ちゃったから……」


なんだか言い訳みたいに早口で、落ち着け私。





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