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「もしかして、今日も三河屋なの〜?」
「ちげぇから。自分で飲むんだよ」
「えー、じゃあ一緒に飲もうよ。これからアッキーと飲むとこなんだっ」
「いま聞いた」
ニカッと笑ったナオヤがちょっとだけ戸惑う私を見透かすように思えて、居心地が悪かった。
「よっしゃぁ〜! じゃあ、今日はオレが三河屋さんっ」
そう云って、アキトの持つカゴに読みかけの雑誌を放り入れ、「結局買うのかよ」と云ったアキトを引きずるようにして酒のコーナーに戻り、ガンガン詰め込むように両手でビールを取り出した。