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「これ片付けたら、帰るからな」
「そんなぁーっ! 泊まってってよぅ〜アッキーぃ」
「やだ。それにアキラ送ってかなきゃ」
まとわりつくナオヤに、私にはよくわからんがスルスルと長い手足を滑り込ませ、何やらプロレス技のような型を決めるアキト。
「あー、別に送ってもらわなくても帰れるよ」
「だめ。女の子だから。それに、女の子の前で俺の弱点バラすような奴の為に泊まる必要ないし」
「あ、やっぱ弱点なんだ!」
「言葉のアヤです。忘れなさいアキラ」
あんなにいろいろ完璧なのに、オバケが怖いとかって可愛いんですけど……。
てか、アキトさん。
もしかして急に静かになったナオヤはもうすぐオチそうなんじゃないでしょうか?
絞まってますよ。