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「えっ、あっ、酔ってるよ」
「俺も」
「嘘っ、全然見えないよ」
「でも、酔ってる。だって、めちゃくちゃ楽しいも〜ん」
嗚呼、そんな風に笑うから……
ますます心臓が飛び出しそうで。
体温が高いせいか、それとも夏が近づいてるからか、夜風が心地よく肌をかすめる。
それでも内側からほてる熱を全てさらってくれるほど都合よくは出来てないみたいで。
こないだはこんなにドキドキしてなかった。
いつもの私はどこ行った?
こんなんじゃないことだけは確かなのに、普段の自分が思い出せない。