ζGAULOISESζ


勿論、ビビり倒していたのは当の本人よりもナオヤのほうで、冷ややかなアキトの視線に目を泳がせ、どもりながらも答える。


「い、い、色々と手伝ってくれたし、アッ、アッキーとは長い付き合いだって云うからさぁ……」


「チッ……」


わざと聞こえるように響かせたアキトの舌打ちがビビるナオヤにのみ、効果を発揮しただけで他の全員は知らん顔だった。






< 373 / 396 >

この作品をシェア

pagetop