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アキトと初めて夜を明かした日。





背中の傷痕の話をした。


アキトは黙って全部聞いてくれたから、私は身を任せることが出来た。




静かに滑り込むように溶け込むアキトの体温は、まるでその柔らかな低い声や、その声が発する言葉達のように優しく染みわたるようで……




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