ζGAULOISESζ
眩し過ぎて見えないアキトを手探りで捜すように、私はアキトの名前を呼ぶ。
その度に返すアキトの甘い声が脳に響いて、躯中を駆け巡る快感に引き上げられるように私は真っ白な世界に到達するんだ。
アキトが欲しい……
脳の奥で私のエゴが本能に揺さぶられ、発する言葉は口にしていいのかを躊躇って、快楽の嘆きに変わる。
繋がり合ったこの瞬間でさえ、その欲求は更に欲望へと進化して、私は自分を制御出来ずにただ、ただアキトに身を任せる。