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仕方ないから、ひと言ずつ簡単な感想を喋るといちいち復唱しながら、書き出していった。
……爆音、上手かったよ、まあ良かったよ、バランスも良かった、三人合ってんじゃね、曲もなかなか、しょっぱなに出た割りには客のノリもいいんじゃね……つうか、こんなんで参考になんのか?
って、やっとナオヤも気付いたのかどうか、しびれを切らしたように吠えた。
「ああぁぁあっ、もっと具体的にぃっ!」
「て、云われてもなぁ」