ζGAULOISESζ


仕方ないから、ひと言ずつ簡単な感想を喋るといちいち復唱しながら、書き出していった。


……爆音、上手かったよ、まあ良かったよ、バランスも良かった、三人合ってんじゃね、曲もなかなか、しょっぱなに出た割りには客のノリもいいんじゃね……つうか、こんなんで参考になんのか?



って、やっとナオヤも気付いたのかどうか、しびれを切らしたように吠えた。


「ああぁぁあっ、もっと具体的にぃっ!」


「て、云われてもなぁ」





< 69 / 396 >

この作品をシェア

pagetop