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「何、飲んでんの?
それ、もしかして日本酒?」


「ですけど、何か?」


「クックックックッ……
しかも、冷やで……」



びっくりした。
いったい何がツボ何だか?
先程までの取っ付きにくい雰囲気を一変させて急に笑い出した。



「いけませんか?」


「いいや、いけなくないよ。俺も飲もうと思ってたとこ。
それにしても、オッサン……クックックックッ……」



失礼なヤツだ。
仮にも、まだ19……いや20になったばかりの乙女を捕まえてオッサンよばわりとは。初対面だぞ、コラッ。

と顔に出ていたかは、さておきヤツは私の口にしていたグラスを掴んで飲み干した。





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