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「ひぇ〜、ハルちゃんまで怖い……」
「ナオヤっ、ふざけてねぇでマジで反省しろ、バカ。
てか、オマエ今日、唄無しな。ギターだけいいわ」
「ひぃっ! ごめんなさ〜い……」
(ヤバイ、アッキーのあの目マヂだ! めちゃくちゃ怖い……)
普段はふざけ合ってばかりの三人だが、こと音楽に関してはストイックな面々の集まりであるからして、アキトの真剣な眼差しにナオヤはビビり倒していた。
「いいや、丁度いいから休憩」
そう云って、アキトはスタジオの扉を開け、姿を消した。