ζGAULOISESζ


「ひぇ〜、ハルちゃんまで怖い……」


「ナオヤっ、ふざけてねぇでマジで反省しろ、バカ。
てか、オマエ今日、唄無しな。ギターだけいいわ」


「ひぃっ! ごめんなさ〜い……」
(ヤバイ、アッキーのあの目マヂだ! めちゃくちゃ怖い……)



普段はふざけ合ってばかりの三人だが、こと音楽に関してはストイックな面々の集まりであるからして、アキトの真剣な眼差しにナオヤはビビり倒していた。



「いいや、丁度いいから休憩」


そう云って、アキトはスタジオの扉を開け、姿を消した。





< 97 / 396 >

この作品をシェア

pagetop