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「ナオヤっ、見てねぇでコンセントの前に椅子置け」


「……何、持ってきたのアッキー?」


「加湿器」


「は?」


「あーあ、またまたアキトさんはナオヤさんに甘いんですから」



無言でテキパキと設置するアキトを眺めるだけのナオヤに対して、ハルタが更にゆっくりと口を開く。



「ナオヤさんの為ですよ。少しでも、喉の負担を減らそうとする心優しい配慮です」


「マヂでっ!」





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