悪魔なお前のせぇで、俺は一生恋人が出来ないままだ!
「よくわからないけど……、ラムさんのことだった……」
なんだか二人は、恋人みたいです。
それとも、家族愛でしょうか。
「なんか、ラムさんが羨ましいです……」
私は嫉妬してしまいました。
でも、なぜ嫉妬したのでしょう。誰が「七瀬先輩とラムさんは恋人同士」と言ったわけでもないのに。
そもそも、2人は血のつながった家族です。
「……でも、」
私は思いました。
「ラムさんがいるかぎり、私は先輩と付き合えない……気がします」