悪魔なお前のせぇで、俺は一生恋人が出来ないままだ!
割れたまさに割り箸となった割り箸を受け取り、俺はラムにお礼を言った。
「あ、ありがとう」
「どういたしまして、お兄ちゃん!」
ラムは可愛らしく笑って教室を出た。
出た瞬間、一瞬だけ目線をこちらに向け、冷酷な視線を俺に置き土産。
あの悪魔(ラム)のにらみつける攻撃に、俺はしばらく身動きが取れなくなった。
「あぁ、ラムちゃん可愛いなぁ!」
「彼女に出来たらサイコーだぜ、絶対に!」
のんきな奴らだ、俺はそう思った。そして、放課後にやってくる合戦に備え、気合いを入れ直すのだった。
「戦争だぁぁ!空襲だぁぁ!!悪魔が来るぞぉぉぉ!!!」
「うわ!七瀬が壊れた!?」