悪魔なお前のせぇで、俺は一生恋人が出来ないままだ!
お兄ちゃんは人気者!?(ラム目線)
“戦争だぁぁ!空襲だぁぁ!!悪魔が来るぞぉぉぉ!!!”
遠くで聞こえるお兄ちゃんの叫び声に、私、ラムはもう少しで自分のお弁当をお兄ちゃんに投げるところでした。
しかし、ここではダメ。
ラムは優等生ですから!
「らぁむちゃん!」
と、ラムを呼ぶ声が後ろから聞こえてきました。
同級生の美沙ちゃんです。
くるっとした巻き毛にくりっとした目が可愛い、ラムの一番の親友です。
「どうしたの、美沙っち?」
美沙っちはラムに飛び付きました。
美沙っちの大きな胸がラムの小さめの胸にぶつかります。
ちょっと悔しいな。